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ミサ式次第(2)
感謝の典礼・交わりの儀・閉祭
奉納の歌
この間に奉仕者は、祭壇にカリスやミサ典礼書などの必要なものを準備する。
奉納行列
信者の代表は、奉仕者の迎えを受け、パンを入れた聖体器とぶどう酒を持って祭壇まで行列する。
会衆は起立したまま奉納行列を見送る。
そして着席する。
パンを供える祈り
奉納の歌を歌わない場合、大きな声で唱える。
司祭 神よ、あなたは万物の造り主、
ここに供えるパンはあなたからいただいたもの。
大地の恵み、労働の実り、
わたしたちのいのちの糧となるものです。
会衆 神よ、あなたは万物の造り主。
ぶどう酒と水の準備
奉仕者はぶどう酒と水のビンを司祭に渡す。
司祭は黙って祈る。
「この水とぶどう酒の神秘によってわたしたちが、人となられたかたの神性にあずかることができますように。」
カリスを供える祈り
奉納の歌を歌わない場合、大きな声で唱える。
司祭 神よ、あなたは万物の造り主、
ここに供えるぶどう酒はあなたからいただいたもの。
大地の恵み、労働の実り、
わたしたちのいのちの糧となるものです。
会衆 神よ、あなたは万物の造り主。
清めの祈り
司祭は黙って祈る。
「神よ、悔い改めるわたしたちを、きょう、みこころにかなういけにえとして受け入れてください。」
適当ならばささげものと祭壇に献香する。
その後で助祭または奉仕者が司祭と会衆に献香する。
司祭は手を洗いながら黙って祈る。
「神よ、わたしの汚れを洗い、罪から清めてください。」
祈りへの招き
全会衆起立
司祭 みなさん、このささげものを、
全能の神である父が
受け入れてくださるように祈りましょう。
一同は司祭とともにしばらく沈黙のうちに祈る。
次のような祈りをすることもできる。
会衆 神の栄光と賛美のため、また全教会とわたしたち自身のために、
司祭の手を通しておささげするいけにえをお受けください。
奉納祈願
司祭 ……わたしたちの主イエス・キリストによって。
会衆 アーメン。
奉献文
以下、「叙唱前句」、「叙唱」、「感謝の賛歌」、「奉献文」と続き、それらすべてが終わった後に「交わりの儀」へと進む。
「叙唱前句」以降、「交わりの儀」に入る直前までの式文は、すべて次の各「奉献文」に含めてあるので参照せよ。
→第一奉献文(ローマ典文)
→第二奉献文
→第三奉献文
→第四奉献文
主の祈り
司祭 主の教えを守り みことばに従い、
つつしんで主の祈りを唱えましょう。
会衆 天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を
今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
副 文
司祭 いつくしみ深い父よ、
すべての悪から わたしたちを救い、
現代に平和を お与えください。
あなたのあわれみに支えられ、罪から解放されて、
すべての困難にうち勝つことができますように。
わたしたちの希望
救い主イエス・キリストが来られるのを
待ち望んでいます。
会衆 国と力と栄光は、限りなくあなたのもの。
教会に平和を願う祈り
司祭 主イエス・キリスト、
あなたは使徒に仰せになりました。
「わたしは平和をあなたがたに残し、
わたしの平和をあなたがたに与える。」
わたしたちの罪ではなく 教会の信仰を顧み、
おことばのとおり 教会に
平和と一致をお与えください。
会衆 アーメン。
平和のあいさつ
司祭 主の平和がいつも皆さんとともに。
会衆 また司祭とともに。
助祭または司祭 互いに平和のあいさつをかわしましょう。
会衆はお互いに「主の平和」と唱えて、親睦のあいさつを交わす。
司祭はパンを割り、小片をカリスの中に入れながら黙って祈る。
「今ここに一つとなる主イエス・キリストのからだと血によって、わたしたちが永遠の命に導かれますように。」
司祭がパンを割る間、会衆は起立したまま、賛歌を歌うか、また唱える。
先唱 神の小羊、
会衆 世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。
先唱 神の小羊、
会衆 世の罪を除きたもう主よ、われらをあわれみたまえ。
先唱 神の小羊、
会衆 世の罪を除きたもう主よ、われらに平安を与えたまえ。
拝領前の祈り
司祭は黙って祈る。
「神の子、主イエス・キリスト、
あなたは父のみこころに従い、聖霊に支えられ、
死を通して世にいのちをお与えになりました。
この神聖なからだと血によってすべての罪と悪から解放され、
あなたのことばをいつも守り、
あなたから離れることのないようにしてください。」
または
「主イエス・キリスト、あなたのからだと血をいただくことによって裁きを受けることなく、
かえってあなたのいつくしみにより、心もからだも強められますように。」
拝領前の信仰告白
司祭は、聖別されたパンを信者に示し、キリストの会食に招く。
司祭 神の小羊の食卓に招かれた者は幸い。
続いて会衆とともに唱える。
司祭・会衆 主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧、
あなたをおいてだれのところに行きましょう。
司祭の拝領
司祭は黙って祈る。
「キリストのからだが永遠のいのちの糧になりますように。」
「キリストの血が永遠のいのちの糧になりますように。」
拝領の歌
司祭が拝領する時、一同は起立したまま、拝領の歌を歌う。拝領者は行列して、祭壇に近づく。
歌わない場合は拝領唱を唱える。
信者の拝領
司祭は聖体の器を持って拝領者に近づき、パンを一人ひとりにパンを示して言う。
司祭 キリストのからだ。
拝領者は答える。
会衆 アーメン。
拝領後の感謝
拝領が終わると司祭は席に着くことができる。一同は着席し、沈黙のうちにしばらく祈るか、または詩編か聖書賛歌を歌うこともできる。
拝領祈願
司祭は座席または祭壇で拝領祈願を唱える。
司祭 祈りましょう。全会衆起立
一同はしばらく黙って祈る。
……わたしたちの主イエス・キリストによって。
会衆 アーメン。
必要な場合には会衆への短いお知らせが行われる。
派遣の祝福
司祭 主は皆さんとともに。
会衆 また司祭とともに。
司祭 全能の神、 父と子と聖霊の祝福が
皆さんの上にありますように。
会衆 アーメン。
閉祭のあいさつ
司祭 感謝の祭儀 (または ミサ聖祭)を終わります。
行きましょう 主の平和のうちに。
会衆 神に感謝。
退 堂
会衆は起立して退堂する司祭を見送る。
閉祭の歌を歌うこともできる。
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