私家版公教要理20―救いの約束



20、救いの約束




96. エデンの園の中央に生命(いのち)の木があった(創2・8)

     いのちを与える神が中央におられます。
     人間が中央にいるのではありません。
     神の生命(いのち)の木が立っています。
     人間の生命(いのち)は中央から来ます。
     中央に向かって、人間は生きます。

97. 聖アウグスチヌスは、言いました。「神よ、あなたはわたしたちを、あなたに向けてお造りになりました。
     ですからわたしたちの心は、あなたの中(うち)に憩うまで安らぎません」
(告白録)

98. 神は、「アダム、おまえはどこにいるのか」とたずねると、
     アダムは「わたしは、あなたがこわいので、身を隠しました」と答えた。


99. 神は、アクマに言いました。「わたしは(1)おまえと(2)との間に、
     またおまえの子孫と(3)女の子孫との間に敵対(はむかい)をおく。
     かれはおまえの頭を踏みつけ、おまえはかれのかかとにかみつくであろう」
(創3・15)。

     アダムの原罪からこのかた。人の一生は、光と闇、善と悪との劇的な戦(たたかい)となりました。

     (1)悪魔 (2)聖母 (3)イエスス・キリスト






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