私家版公教要理7―教会



7、教会




30. イエスス・キリストは、世の終わりまで、いつも教会といっしょにおられます。教会の頭(かしら)です。

     教会は、一(いつ)
                 聖(せい)
                 公(こう)
                 使徒継承(しとけいしょう)です。


31. 教会はその教えを聖書聖伝からくみ取っています。

32. 聖書とは、聖霊の霊感によって神のことばを書き記した書物です。

33. 聖伝とは、使徒たちがキリストと聖霊から受け、教会に伝えた神の啓示(けいじ)です。


図表1=略= ヴァチカン写本(記号B)

この写本は1481年来、ローマのヴァチカン図書館に確認され、今日もなおそこに保管されているので、その名がある。これは759葉の羊皮紙を含み、うち617葉は旧約本文、142葉は新約本文である。形状は正方形(一辺27.5cm)。各ページは三欄、各欄は42行である。旧約はギリシヤ語訳で筆写されているが、多くの部分に欠文がある。新約はヘブル人への手紙14で終っている。今日の研究で、この写本はギリシヤ語新約聖書本文の貴重な証拠および旧約の最良のギリシヤ語訳の一つと見られる。作成は4世紀中葉、場所はアレクサンドリアである。上の写真=略=はマタイ福音書の冒頭の部分。



図表2=略= シナイ写本(記号S)

1844年と59年に発見されたこの写本は4世紀後半にできた。形状は縦43・横37.8cmで各ページは4欄、各欄は48行、旧約の大部分を含む。ヴァチカン写本としばしば符号=原文ママ=し新約はほぼ脱落なく収められている。末尾に聖書以外のニ文書すなわち「バルナバ書簡」と「ヘルマスの牧羊者」がある。写本が保存されていたのはアレクサンドリアの聖カタリナを記念してユスティニアヌス帝が530年にシナイ山麓に建立し、常に掠奪をまぬかれたギリシヤ正教の修道院であった。発見者はコンスタンティン・v・ティッシェンドルフ(プロテスタント神学者)で、かれは時代のあらゆる反論に抗して熱烈に聖書の信憑性を主張した。







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