食前の祈り・食後の祈り
食前・食後の祈りも、決まったことばで唱えなければならないわけではありません。
いただく/いただいた恵みに、自分のことばで感謝をささげることは
大切なことです。
皆で集まって祈るときは、定型のことばがあると便利です。
ここでは広く使われている祈りを紹介します。
食前の祈り
(1) 【子どもとともに】
神さま、この食事を祝福してください。
からだの糧(かて)が、こころの糧となりますように。
きょう食べものに事欠(ことか)く人にも、
必要な助けをお与えください。
(サンパウロ刊 「カトリック祈祷書『祈りの友』より)
(2) 【 うた 】
この食事をともに わかちあい
受けよう からだとこころに かみさまの愛
(いただきまーす)
(3) 【口語体】
父よ、あなたのいつくしみに感謝して
この食事をいただきます。
ここに用意されたものを祝福し、
わたしたちの心と体を支える糧としてください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
(4) 【文語体】
主、願わくは我らを祝し、
また主の御恵(おんめぐ)みによりて
我らの食せんとする この賜物(たまもの)を祝し給え。
我らの主、キリストによりて願い奉る。アーメン。
(5) 【Grace Before Meals:(4)の英語版】
Bless us, O Lord, and these Thy gifts
which we are about to receive through Thy bounty.
Through Christ our Lord. Amen.
(Thy(ザイ・2人称単数所有格《古》) を Your (ユア)にすることができる)
食後の祈り
(1)【子どもとともに】
主よ、この食事の恵みを感謝します。
このかてに力づけられて、
さらに神の国をきずいていけますように。
(サンパウロ刊 「カトリック祈祷書『祈りの友』より)
(2)【うた】
この食事をどうも ありがとう
たたえよ 神さまの愛を いつまでも
(ごちそうさまー)
(3)【口語体】
父よ、感謝のうちにこの食事を終わります。
あなたのいつくしみを忘れず、
すべての人の幸せを祈りながら。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
(4)【文語体】
とこしえにしろしめし給う全能の天主、
数々の御恵(おんめぐ)みを感謝し奉(たてまつ)る。
願わくは死せる信者の霊魂、天主の御(おん)あわれみによりて
安らかに憩わんことを。
アーメン。
(5)【Grace After Meals: (4)の英語版】
We give Thee thanks for all Thy benefits, O Almighty God,
who livest and reignest world without end. Amen.
May the souls of the faithful departed,
through the mercy of God,
rest in peace. Amen.
(Thee (ジー・2人称単数目的格《古》)を You に、Thy (ザイ・2人称単数所有格《古》)を Your
にすることができる。
その場合、livest ⇒ live 、reignest ⇒ reign に、それぞれ変更する)
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